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皆さんこんにちは!
株式会社東建社、更新担当の那須です。
本日は第6回鉄筋工事雑学講座!
今回は、**「鉄筋工事における環境配慮とサステナビリティ」**についてお話しします。
建設業界では近年、環境負荷低減と資源循環が大きなテーマとなっており、鉄筋工事の現場でもエコマテリアルの活用や廃棄物削減への取り組みが求められています。今回は、具体的な手法や実践事例をご紹介し、持続可能な施工のポイントを解説します。
目次
建設現場から出る廃鉄筋を溶解・精製し、再び建築用鋼材として利用する「スクラップ鉄筋リサイクル」は、CO₂排出削減に大きく貢献します。新規製造に比べてエネルギー消費を最大60%以上カットできるとされています。
メリット
CO₂排出量の削減
廃棄コストの低減
資源循環型社会の実現
ある大型オフィスビルの建設では、使用鉄筋のうち約30%をスクラップ由来のリサイクル鋼材に置き換え。結果、製造時のCO₂排出を年間約150トン削減しました。
前回ご紹介したプレキャスト鉄筋ユニット工法では、工場での精密加工により切断端材が最小限に抑えられます。さらに、端材を現場で焼却せずに、再び工場へ回収して溶解リサイクルする仕組みを構築すると、廃棄物量を大幅に削減できます。
メリット
廃棄物処理費用の削減
リサイクル率の向上
現場の美化
某物流倉庫の現場では、端材回収プログラムを導入し、年間で発生する端材の約90%を再資源化。廃棄物処理費用を約40%圧縮しました。
鉄筋の防錆対策として従来使われてきた有機溶剤型塗料に代わり、VOC(揮発性有機化合物)を含まない無溶剤エポキシ樹脂塗装が注目されています。作業者の健康リスクを低減すると同時に、大気汚染も抑制できます。
メリット
作業環境の改善
大気汚染防止
耐食性の向上
住宅地のマンション建設現場で無溶剤塗装を採用し、従来比でVOC排出量を約95%削減。周辺住民からも「においがほとんど気にならない」と好評でした。
現場内の夜間作業用照明に太陽光パネルと蓄電池を組み合わせた「オフグリッド型仮設照明」を導入することで、ディーゼル発電機の稼働を抑制。CO₂排出だけでなく騒音も低減できます。
メリット
発電燃料コストの削減
CO₂・騒音公害の低減
再生可能エネルギーの活用
商業施設の基礎工事現場で仮設照明を導入し、夜間の電力をすべて再生可能エネルギーで賄うことに成功。月間の燃料消費量をゼロに抑えました。
スクラップ鉄筋リサイクル でCO₂削減と資源循環を実現
プレキャスト端材回収 による廃棄物削減
無溶剤塗装 で作業環境と大気環境を改善
オフグリッド仮設照明 で再生可能エネルギー活用
これらの取り組みを現場に取り入れることで、鉄筋工事の環境負荷を大幅に軽減し、持続可能な建設業界の実現に貢献できます。今後もエコ技術の動向を注視し、積極的に導入していきましょう!
次回は、**「鉄筋工事現場でのDX(デジタルトランスフォーメーション)最前線」**についてお届けします。AIやビッグデータを活用した現場革新の事例を深掘りしますので、ぜひご期待ください!
以上、第6回鉄筋工事雑学講座でした!次回の第7回もお楽しみに!
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