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オフィシャルブログ

~鉄筋の種類・規格・記号まるわかり 🔩📘~

皆さんこんにちは!
株式会社東建社、更新担当の中西です。

 

現場で「D13、SD345、@200、フック135°」と飛び交う言葉。初見では暗号ですが、一度“文法”をつかめば一気に読み解けます。ここでは径(D表記)、強度(SD表記)、用途部材、表面処理、継手方式まで、図面を読み解くための“鍵”を整理します。🗝️

 

1) 径の表記:D10〜D51
• DはDeformed(異形棒鋼)の頭文字。数字は呼び径(mm目安)
• 現場頻出:D10/13(配力・スターラップ)、D16/19(主筋)、D22/25/29(大ばり・柱主筋)、D32以上(大断面)
• 曲げ半径Rは径に比例して大きくなる。小さすぎると脆性破断のリスク⚠️

 

2) 強度区分:SD295/345/390/490…
• SD=Steel Deformed。数字は降伏点(N/mm²)のおおよそ
• 使い分け:一般RCはSD295/345が主、耐震要件の厳しい部位はSD390以上も
• ミルシート(製造証明)で規格確認。受入時は鋼種の取り違いに注意🔍

 

3) 表面の種類
• 異形棒鋼(リブ有):付着力が高い標準品
• 丸鋼(平滑):付着力は低いが、引張の効く部位では基本NG。用途限定
• エポキシ樹脂塗装・溶融亜鉛めっき:腐食環境での耐久性アップ。ただし付着低下補正や曲げ加工可否の確認が必要🧪

 

4) 部材別の俗称と役割
• 主筋:曲げ・引張を負担する“主役”
• 配力筋:主筋直交方向のひび割れ抑制・力の分散
• スターラップ/あばら筋:梁のせん断補強
• フープ/帯筋:柱の拘束、座屈防止
• スラブ上端/下端筋:曲げ・温度収縮対策

 

5) 記号の読み方・例文
• @200:200mmピッチ
• 2-D16:D16を2本
• L=1500:長さ1500mm
• TOP/BOT:上端/下端、↑/↓矢印で段差や折返し
• フック135°(or 90°):端部処理の角度、定着長さは径×規定係数で算定

 

6) 継手の種類
• 重ね継手:簡便だが配置のずらしが必要(同断面同位置に集中はNG)
• 溶接継手:管理手間が大、適用範囲限定
• 機械式継手:専用カプラで軸力伝達、トルク管理・抜取りが必須

 

7) 図面と現場の“ズレ”を埋めるコツ
• 加工帳(BBS)に“曲げ角度・R・定着”を明記し、曲げ回数の制限も共有
• 色分けラベルで径・鋼種の取り違いを撲滅(D16=青、D19=赤…など現場ルール)
• 干渉予測:特にスリーブ・インサートは早期に3者(型枠/設備/鉄筋)で摺合せ🤝
ワンポイント💡
D13とD16の“ちょっとの差”が、曲げRやフック長さ、スペーサー高さに波及します。一つ上の径に変わるとすべての段取りが微妙に変わる——ここを最初に押さえると現場が落ち着きます。

 

まとめ
図面の暗号は、D(径)×SD(強度)×@(ピッチ)×L(長さ)×端部処理で読み解けます。次回はこの記号が並ぶ配筋図そのものの“読み方”を、上から見る/横から見る/切って見るの3視点で徹底的に解説します。📐✨

 

 

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~現場の全体像と役割、RCの仕組み 🏗️📐~

皆さんこんにちは!
株式会社東建社、更新担当の中西です。

 

コンクリートは圧縮には強いけれど、引張には弱い——この“弱点”を補うのが鉄筋です。鉄筋工事とは、設計図どおりに鉄筋を加工・運搬・組立(配筋)し、所定の位置と寸法精度で固定する仕事。完成後はコンクリートに覆われ見えなくなりますが、建物の“骨”として耐震・耐久性能を大きく左右します。だからこそ、見えなくなる前の品質が命。ここを外すと、後でどれだけ修繕しても取り返しがつきません。💡

 

RCの仕組みをカンタンに
• 圧縮に強い: コンクリート(Cr)
• 引張に強い: 鉄筋(Rebar)
• 熱膨張が近い: Crと鉄は温度変化での伸び縮みが近く、複合材として相性が良い
• 付着: コンクリートの凸凹に鉄筋のリブが“噛む”ことで力が伝わる
この“付着”が効くためには、適切なかぶり厚さ(コンクリートの被覆厚)と定着長さが必要。また、錆は全部が悪ではありません。ミルスケールの上にうっすら付く“健全な錆”は付着に寄与する一方、フレーク状で剥離する赤錆や、油・泥の付着はNG。現場では錆の見極めも重要なスキルです。🧐

 

鉄筋工事の主な工程(ざっくり)
1. 施工計画・段取り:図面・加工帳(BBS)作成、材料手配、工程表作成
2. 受入・検収:材質・径・本数・表示をチェック、保管・識別、雨養生
3. 加工:切断・曲げ(ベンダー/カッター、曲げ半径Rの遵守)
4. 配筋:スペーサー設置→主筋・あばら筋・フープ・スターラップ据付
5. 結束:番線#16/18などで結束(ツイスト/サドル/クロス)
6. 自己検査→監理者/第三者検査:寸法・ピッチ・かぶり・継手・定着
7. 是正→再検査→型枠・打設へ:写真記録を整備し引き継ぎ

 

現場で“効く”心構え
• 先行段取り=品質:材料の仮置き動線、揚重計画、通路確保で“作業の良いリズム”を作る
• 図面の統合理解:構造図/配筋詳細/意匠/設備の整合。特にスリーブ開口は干渉の温床🚧
• 見える化:色テープで径を識別、加工済み束を番号札で管理、検査写真は“誰でも分かる”角度で📸

 

よくあるNGとリカバリー
• かぶり不足:スペーサー不足、型枠への押付け。→ 追加スペーサー、結束やタイバンドで保持。写真で再発防止共有
• ピッチ違い:@100が@125に… → ピッチゲージで自主管理、終端で“半ピッチ調整”
• 定着不足:フック角度/長さ不足。→ 再加工(曲げ直しは曲げ半径・回数の規定に注意)

 

まとめ
鉄筋工事は“見えなくなる品質”を作る仕事。段取り・図面理解・安全衛生が合わさって、初めて良い配筋が仕上がります。次回は、現場でよく出る鉄筋の種類と記号を、写真がなくてもイメージできる言葉で解説します。🔍✨

現場ミニチェックリスト ✅ – 図面・加工帳と納品材の照合は誰が/いつ/どこで? – 鉄筋の仮置きゾーンと動線は干渉しない? – スペーサーの種類/数量/ピッチは足りてる? – 検査写真の必須カットは一覧化した?

 

 

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~チェックリスト&不具合ゼロのコツ~

皆さんこんにちは!
株式会社東建社、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~チェックリスト&不具合ゼロのコツ~

「写真は足りてる?」「指摘が毎回同じ…」——配筋検査の“モヤモヤ”を解消するために、そのまま使えるチェックリスト指摘が消える現場ルールを公開。検査の再現性を上げて、是正・再検の手間を減らしましょう。📒✨


1|全体共通チェック(コピペOK)🧾

  • 施工図・配筋図・加工図の一致(最新リビジョンか)

  • 鉄筋径・本数・ピッチ(マーキングで見える化)

  • かぶり厚さ(スペーサー種・配置ピッチ)

  • 継手位置(千鳥・集中回避/禁止ゾーン遵守)

  • 定着長さ(折曲げR・フック形状)

  • 結束状態(交点抜け・緩み無し)

  • 開口補強(スリーブ・スリット周り)

  • 清掃(型枠内のゴミ・切屑ゼロ)

TIP💡:部位ごとに色スプレーでマーキング(梁=青、柱=赤、スラブ=黄など)→検査スピードUP。


2|部位別の“落とし穴”と対策 🕳️🛠️

  • 帯筋ピッチの乱れ/フックの向き間違い → 基準墨の見える化

  • 継手集中高さ方向で分散、機械式継手も検討

  • スターラップの端部処理・余長不足 → 折曲げ寸法の再確認

  • 梁端定着の“入り逃げ”不足 → 先組み&仮留めで確保

スラブ

  • 端部補強筋の入れ忘れ → 開口・端部は別紙で強調

  • 椅子間隔が広すぎ→たわみ→かぶり不足に直結


3|“指摘が消える”5つの現場ルール 📏

  1. 検査前日自主検査→是正→写真撮影を完了

  2. 密部テンプレ(梁端・柱頭・開口部)の定型写真を用意

  3. 指摘履歴チェックリストに落とし込み再発ゼロ化

  4. デカスケール白チョークで寸法が写真に写る化

  5. 指差し呼称:「スターラップ向き良し、ピッチ良し、かぶり良し」🗣️


4|写真管理:見せ方で“伝わる”が決まる 📸🗂️

  • 全景→部位→寸法アップの三段構成

  • 写真名は「日付_工区_部位_内容」

  • 是正後は同アングルで再撮→Before/Afterが一目で分かる


5|よくある不具合と“その場で直す”コツ 🔧

  • かぶり不足:椅子追加/スペーサー高さ交換

  • 継手かたより:数本抜き替え→千鳥

  • 結束緩み二重結束で再発防止

  • 曲げ寸法違い場内再加工は安全第一、無理はNG


6|打設直前・直後の注意 ⏱️

  • 直前:清掃→通し見→写真の順で抜け漏れゼロ

  • 打設中:バイブレータの当て過ぎNG、鉄筋移動に注意

  • 打設後:天端均し中スペーサー外れが無いか再点検


7|品質×コスト×工期をそろえる“DXの小ワザ” 💻📲

  • バーコード管理でロット追跡

  • クラウド写真台帳で共有スピードUP

  • チェックリストのフォーム化(スマホ入力→PDF自動出力)📑


配筋検査は“型化”すれば怖くない。チェックリストと写真運用を整えるだけで、是正回数・再検回数が確実に減ります。現場の実情に合わせたテンプレ提供教育同伴も行っています。お気軽にご相談ください。📞✨

 

 

 

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~段取りと品質管理~

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さて今回は

~段取りと品質管理~

柱・梁・スラブ——建物の“骨”をつくる鉄筋工事は、段取り8割。加工図から搬入、建て込み、配筋検査、コンクリート打設までの勝ちパターンを、現場目線でわかりやすくまとめました。初めての方にも、品質と安全を両立できる実務のコツをご紹介します。✨


1|スタートは図と数量から:加工図 & バーリスト

  • 施工図・加工図の整合:断面記号・定着長さ・折曲げ寸法を相互チェック

  • バーリスト:径・本数・長さ・形状を整理し、加工場と納期を確定

  • 干渉確認:スリーブ・インサート・設備配管と早期に調整(開口補強筋の有無)

ワンポイント:梁端・柱頭の定着・継手集中は混みやすい。先に“密箇所の段取り”を決めると後が楽に。


2|搬入と保管:曲がり・錆・混載を防ぐ

  • ロット表示色分けタグで現場混在を防止

  • 水平養生端部保護で曲がり対策

  • 表面錆はワイヤーブラシで除去、異物付着はNG


3|建て込み・スペーサー・結束:かぶり厚さを守る

  • ハンガー筋・馬筋・椅子(スペーサー)でかぶり厚さを確実に確保

  • 結束ピッチは設計・仕様に従い、交点抜けゼロへ

  • スターラップの向き継手位置の千鳥配置を徹底

よくあるNG⚠️:スペーサーブロックの不足、端部のゲタ落ち。打設前の通し見で必ず拾う。


4|継手・定着の選定:重ね/圧接/機械式を使い分け

  • 重ね継手:コスト◎、ただし重ね長さと配置に注意

  • 圧接継手:性能◎、火気管理・記録が要

  • 機械式継手:省スペース◎、特に密配筋部柱梁接合部で有効

判断軸:施工性×スペース×要求性能。密集部は“細径多本数→太径少本数化”も検討。


5|スラブ・梁・柱の“詰まりポイント”対処

  • 梁端部:上フックの入り逃げを確保、はらみ防止に番線仮留め

  • 柱帯筋:ピッチと端部フックの向き確認

  • スラブ端部:見切り・開口周りの補強筋を忘れずに


6|検査→是正→再確認の流れ

  1. 自主検査(下請)→写真・スケール入りで記録

  2. 元請/設計検査→指摘是正

  3. 再検査是正完了写真を追記し、打設GO

写真は「全景→部位→寸法アップ」の3段構成が鉄板。


7|コンクリート打設時の注意 ☔️

  • 歩み板で鉄筋踏み抜き防止

  • バイブレータは鉄筋接触NG(移動・変形の原因)

  • 打設中のかぶり確認スペーサー落ち再点検


8|安全・環境:ゼロ災とクリーン現場を両立

  • 墜落・転落対策:手摺先行・親綱・フルハーネス

  • 切創対策:端部養生キャップ・手袋の選定

  • 端材分別:鉄スクラップ回収で資源循環♻️


鉄筋工事は、図面整合→搬入→建て込み→検査→打設段取り勝負。基本を徹底するだけで、手戻りとクレームは激減します。現場の状況に合わせた密部の解消計画継手選定も、お気軽にご相談ください。

 

 

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~経済的役割~

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さて今回は

~経済的役割~

建築や土木工事において、鉄筋工事は「見えない基礎」を支える存在です。鉄筋コンクリート構造における“骨格”として建物の強度や耐震性を担保し、安全性と耐久性を実現するこの工事は、私たちの暮らしや社会基盤を物理的に支えています。

しかし鉄筋工事はそれだけでなく、建設産業の中で重要な経済的価値を持ち、雇用創出、地域経済、インフラ投資の促進、長期的な資産形成などに多大な影響を与えているのです。


1. 建設産業全体の基礎を担う生産活動

鉄筋工事は、建築物やインフラを建設する際に必ず発生する基礎的工程であり、全体の施工スケジュールや品質を左右するキーワークです。

  • 高層ビル・住宅・工場・橋梁・トンネルなど、多様な構造物の骨組みとして不可欠

  • 鉄筋の精度が構造計算通りの耐震性・耐久性を保証し、建物の安全資産化に貢献

  • 工程遅延を防ぎ、プロジェクト全体のコストパフォーマンスを左右

このように、鉄筋工事の正確性・効率性が建設プロジェクトの経済性を左右し、建設業全体の生産性・信頼性の土台となっています。


2. 地場産業と雇用創出の要

鉄筋工事は地域密着型の職種であり、地方経済を支える工種の一つです。

  • 鉄筋工事業者は全国に中小企業を中心に多数存在し、地域ごとの需要に対応

  • 現場では熟練工から若年層・外国人技能実習生まで幅広い雇用を吸収

  • 加工センター(鉄筋加工場)や流通業者との連携により、地域内に資金が循環

特に都市開発や大型インフラ更新が活発な地域では、鉄筋工事業者の存在が地域建設力の維持=経済活性化の基盤となっています。


3. 公共インフラ投資との連動と経済波及

橋梁、高速道路、ダム、上下水道などのインフラ整備において、鉄筋工事は欠かせない役割を担っています。これらの公共投資と鉄筋工事は強く結びついており、国や自治体の財政出動が地域経済に波及する仕組みの中核となります。

  • 公共事業では、鉄筋施工の受注により地場企業に数百~数千万円の発注

  • 関連業種(型枠、コンクリート、重機、検査など)にも多面的な経済効果

  • 災害復興事業やインフラ老朽化対策など、長期計画型の公共事業を支える

このように、鉄筋工事は「税金を使って終わり」ではなく、地域に雇用と技術継承を生み出す再投資の装置でもあるのです。


4. 建物のライフサイクルコスト最適化

鉄筋工事によって強固な構造体が実現されることで、建物の耐久性・安全性が高まり、長期的な資産形成に寄与します。

  • 高耐久構造によって、修繕・補強の頻度を減らし、長期的コストを削減

  • 高品質な鉄筋施工は、マンションやビルの資産価値を維持・向上

  • 耐震性の高い構造は、保険料や災害時の損害リスクも低減

これは、個人や企業の不動産投資だけでなく、公共施設の維持管理における行政コスト削減にもつながり、国家経済レベルでの資産管理にも影響を与えます。


5. 建設技術・人材育成による持続的発展

鉄筋工事の精度や効率は、熟練技能者の技術力に支えられており、それ自体が“人的資本”としての経済的価値を持っています。

  • 鉄筋技能士の国家資格や各種講習により、技能労働者のスキルが可視化・価値化

  • 若手人材の育成により、将来の建設産業の基礎技術を維持

  • 加工・施工のDX(デジタル化)により、技能の平準化と生産性向上が実現

鉄筋工事の現場で培われたノウハウと技術は、日本の建設業の品質基盤であり、海外でのインフラ支援や建設輸出にも活用される“経済資源”なのです。


鉄筋工事は“構造”を支え、“経済”を育てる縁の下の力持ち

鉄筋工事は見えないところで建物や社会インフラを支えていますが、実は以下のような経済的役割を強く担っているのです

  • 建設産業全体の品質・効率を左右する起点

  • 地域の雇用と企業活動を支える土台

  • 公共投資の経済循環装置としての機能

  • 建築物の資産価値を形成・維持

  • 技術継承と技能者育成による人的資本の形成

これからの社会インフラがますます高度化・多様化していく中で、鉄筋工事の経済的役割はますます重要になるでしょう。

 

 

 

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~多様化~

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さて今回は

~多様化~

鉄筋工事は、コンクリート構造物の強度や耐震性を支える“構造の骨格”として、建設現場の中核を担う工種です。かつては「寸法通りに組む」「現場で曲げる・縛る」が主流でしたが、近年は建築技術の高度化、施工効率の要求、環境配慮の観点から、鉄筋工事のあり方も大きく変わり始めています。

鉄筋工事における多様化の現状とその背景、未来への展望を技術・工法・人材・社会的意義の観点から深掘りして解説します。


1. 使用される鉄筋材料の多様化

近年、鉄筋の素材や形状そのものにも多様化が進んでいます。

  • 異形鉄筋(D10〜D51):最も一般的で、多くの構造体に使用。

  • エポキシ樹脂被覆鉄筋:塩害や湿気の影響を受けにくく、海沿いや橋梁に最適。

  • ステンレス鉄筋:腐食耐性が極めて高く、長寿命が求められる建物に。

  • 溶接閉鎖型フープ筋:地震時の破壊を防ぎ、耐震性を高める。

用途や地域環境、耐用年数に応じて、鉄筋も“選ぶ時代”に入っており、工事会社の材料選定能力が問われる時代となっています。


2. 加工・組立技術の多様化

従来の鉄筋工事では、現場での曲げ・切断・結束が中心でしたが、最近ではプレファブリケーション(工場加工)やデジタル対応が進み、施工のあり方も変化しています。

  • 工場での事前加工(プレカット・プレベンド)により、現場での加工負担を削減

  • ユニット鉄筋(鉄筋をパネル状にユニット化)で施工スピードを向上

  • 機械結束(ツールタイ)やスポット溶接の導入により、人手不足対策に対応

  • BIM・3D鉄筋モデルの活用で、干渉確認や施工ミスの削減

これらは、生産性向上・施工品質の均一化・安全性向上に直結しており、現場と設計・工場が一体化する「次世代型の鉄筋工事」が現実のものとなりつつあります。


3. 対象構造物の多様化

鉄筋工事は、建物だけでなく多岐にわたる構造物に対応しています。

  • ビル・マンションなどの一般建築物

  • 橋梁・ダム・高速道路といったインフラ構造物

  • 耐震補強・増築・補修といったリニューアル工事

  • 免震・制振装置との組み合わせによる複合構造物

さらに、地下構造物(シールド工法・ケーソン工事など)や狭小地対応の特殊組立など、施工環境が厳しい現場でも求められる技術です。

鉄筋工事は「新築だけではない」時代に入り、“構造を作る”から“構造を支え直す”役割へと展開しているのです。


4. 人材と働き方の多様化

鉄筋工は「きつい・汚い・危険(3K)」の代名詞のように語られてきましたが、現在では働き方や人材確保の面でも多様化が進行しています。

  • 女性鉄筋工(テツジョ)や若手職人の育成に取り組む企業の増加

  • 外国人技能実習生・特定技能者の導入と、それに対応した教育体制の整備

  • ICT活用・ロボット支援による高齢者の就業継続

  • 週休2日や完全週休制の導入による就業環境の改善

これらは、持続可能な建設業界の実現と、鉄筋工事業の社会的地位の向上にもつながっており、“人を育てる産業”としての使命も強くなっています。


5. 社会的役割の多様化

鉄筋工事は、経済的な役割だけでなく、社会的インフラの安全と人命を守る役割を担っています。

  • 地震に強い構造体づくりに貢献し、減災・防災の最前線に立つ技術

  • 橋梁や高速道路の耐久性を支え、物流や経済活動の安定に寄与

  • 耐久性の高い建物をつくることで、再建・修繕にかかる公費や環境負荷を削減

つまり、鉄筋工事は単なる「工事」ではなく、“社会と命を支える技術”としての使命を持った専門職種へと進化しているのです。


鉄筋工事の多様化は、建築の未来を編む力

鉄筋工事は今、大きな転換期にあります。素材、施工技術、対象構造物、働き方、社会的意義そのすべてにおいて、進化と変化が求められています。

  • 技術の進歩が生産性と品質を向上させ

  • 現場の知恵とデジタル技術が融合し

  • 人材の多様化が業界に新たな風を吹き込み

  • 建設業界における安全・安心・持続性を実現していく

まさに、鉄筋工事の多様化とは「建築の未来を編み上げる力」そのものなのです。

 

 

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鉄筋工事現場の長寿命化メンテナンス

皆さんこんにちは!
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本日は第10回鉄筋工事雑学講座!
今回は、**「鉄筋工事現場の長寿命化メンテナンス」**を初心者の方にもわかりやすく解説します。

鉄筋は建物の骨組みとして、長期間にわたり安全性を保つ必要があります。定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、劣化を予防し、補修コストを抑え、安全な構造を維持できます。現場で実際に行う作業内容を5つのステップでご紹介します。


1. 定期点検の実施

  1. 目視チェック

    • 鉄筋がむき出しの場所やコンクリートひび割れ部分を目で見て確認します。

    • サビの発生や、鉄筋表面の変色・汚れを探します。

  2. 計測・記録

    • サビの深さやひび割れ幅をメジャーやひび割れゲージで測定し、点検日とともに記録。

    • 定期点検表を用意し、発見事項を一覧化して保存します。


2. 防錆処理(サビ止め)の手順

  1. 表面清掃

    • ワイヤーブラシやサンドペーパーでサビや汚れをこすり落とします。

    • 清掃後は水で洗い流し、乾燥させます。

  2. 錆止め塗装

    • 鉄筋用の防錆プライマーを刷毛やスプレーで塗布。

    • 乾燥時間を製品の説明書に従って確保し、十分に硬化させます。

  3. トップコート

    • 必要に応じて、プライマーの上に保護コーティング材を塗り、耐久性を強化します。


3. ひび割れ補修

  1. ひび割れの拡大確認

    • 小さなひびでも深さや長さを測り、進行状況を把握。

    • ひび割れ探傷器(染色液)を使用する方法もあります。

  2. 樹脂注入

    • エポキシ樹脂注入機を使い、ひび割れ内部に補修材を注入して密着固定。

    • 注入後は気泡が入らないようにゆっくり作業します。

  3. 表面仕上げ

    • 補修材が硬化したら、表面を均して塗装やコンクリート補修材で仕上げます。


4. 結束部・継手の点検と補強

  1. 結束線のゆるみ確認

    • 結束部が緩んでいないか手で触れてチェック。緩んでいる場合は再度しっかり結束し直します。

  2. 継手長さの適否確認

    • 継手(鉄筋同士の重なり部分)が設計通りの長さになっているか、定規で測定。

    • 不足している場合は追加の鉄筋挿入やプレート補強を行います。


5. 定期的な洗浄と保護膜再塗布

  1. 洗浄作業

    • 高圧洗浄機やブラシでコンクリート表面や鉄筋周辺の汚れを除去。

    • 汚れがひどい場合は中性洗剤を併用。

  2. 保護膜の再塗布

    • 頻度は現場状況にもよりますが、3〜5年ごとに防錆コーティングを再度塗布すると効果的です。


まとめ

  1. 定期点検 で早期異常を発見

  2. 防錆処理 でサビを予防

  3. ひび割れ補修 で構造強度を維持

  4. 結束部点検 で固定力を確保

  5. 洗浄&再塗布 で保護機能を長持ち

これらのステップを現場でルーチン化することで、鉄筋の長寿命化はもちろん、補修コストの抑制と安全性の向上につながります。翌年以降も点検スケジュールを組んで、継続的にメンテナンスを行いましょう!


以上、第10回鉄筋工事雑学講座でした!次回の第11回は、**「現場の働きやすさ向上とチームコミュニケーション術」**をわかりやすく解説します。どうぞお楽しみに!

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鉄筋工事現場の災害時対応をかんたん解説

皆さんこんにちは!
株式会社東建社、更新担当の岡です。

本日は第9回鉄筋工事雑学講座!
今回は、「鉄筋工事現場の災害時対応をかんたん解説」をお届けします。初めての方にもわかりやすいように、順番にポイントをおさえましょう。


1. 災害前の準備

  1. 備品をそろえる

    • 懐中電灯、ヘルメット、非常用ロープ、簡易ポンプなどを現場事務所にまとめて置きます。

    • 発電機や替えのバッテリーも用意しておくと安心です。

  2. 避難ルートを確認

    • 工事エリアから安全地点までの道を図にして掲示。

    • 月に一度、全員で「ここからここへ逃げる」訓練をしましょう。

  3. 近くの消防署・自治体と連絡先を共有

    • 緊急連絡先を名簿にまとめ、現場に貼っておきます。

    • 周辺の建設会社と「助け合い協定」を結ぶのも有効です。


2. 災害発生直後の対応

  1. まずは全員の無事を確認

    • 指定の集合場所に全員が集まるか点呼します。

    • ケガ人がいれば、すぐに応急手当を。

  2. 二次災害を防ぐ

    • 転倒しそうな足場や資材は、ロープや重りで固定。

    • 電気が通っている場合はブレーカーを落とし、感電や火事を防ぎます。

  3. 被害状況を記録

    • スマホやカメラで現場の写真を撮影。

    • どこが壊れたか、簡単なメモを残しましょう。


3. 復旧作業の進め方

  1. 通り道の確保

    • 倒れた資材を片づけ、人や車が通れる通路をつくります。

  2. 仮補強を行う

    • 傾いた鉄筋や足場は、支柱やジャッキで仮に支えます。

  3. 本格的な修理

    • 壊れた鉄筋はカットして作り直し、再度しっかり結束。

    • コンクリートを打設する前に、防錆処理や配筋検査を行います。

  4. 振り返りミーティング

    • 何が問題だったか、全員で共有し、マニュアルを改善します。


4. 次に備えるポイント

  • 定期点検を忘れずに:半年ごとに足場や機械の固定具をチェック。

  • 非常用品の補充:使った備品はすぐに補充して、いつでも使える状態に。

  • 訓練の継続:新しいメンバーが入ったら、必ず防災訓練を実施。


まとめ

  1. 災害前に備品・避難ルート・連絡先を準備

  2. 発生直後は「安否確認」「二次災害防止」「被害記録」を優先

  3. 復旧は「通路確保」「仮補強」「本格修理」「振り返り」

  4. 定期点検・備品補充・訓練でレベルアップ

鉄筋工事現場の安全は、日ごろの備えと初動の素早さで守られます。この記事を参考に、まずは現場のマニュアルを見直してみてくださいね!


以上、第9回鉄筋工事雑学講座でした!
次回の第10回は、**「鉄筋工事現場の長寿命化メンテナンス」**をわかりやすく解説します。お楽しみに!

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鉄筋工事における人材育成とキャリアパス設計

皆さんこんにちは!
株式会社東建社、更新担当の那須です。

本日は第8回鉄筋工事雑学講座!
今回は、**「鉄筋工事における人材育成とキャリアパス設計」**についてお話しします。

経験豊富なベテラン技術者から若手社員まで、現場の技術力を底上げし、次世代へノウハウを継承することは、鉄筋工事現場の持続的成長に欠かせません。今回は、人材育成のポイントと長期的なキャリアパスの設計手法を解説します。


1. 技術レベル別の育成プログラム

① 初級(新人)教育

  • 座学+実技研修
    建設業の基礎知識、安全衛生ルール、工具の使い方を座学で学んだ後、先輩社員と現場で実際の配筋作業を体験。基本動作とKY(危険予知)活動の習慣化を重点的に指導します。

  • メンター制度
    1人のベテランが2~3人の新人を担当し、OJTを通じて日々の疑問やミスをすぐにフィードバック。安心して成長できる環境を整えます。

② 中級(実務者)育成

  • 専門研修+自主課題
    配筋検査、結束技術、3Dモデル読み取りなど、より専門性の高い研修を実施。研修後には小規模現場をリーダーとして任せ、自主計画と振り返りレポートを課題とします。

  • リーダーシップ研修
    チーム内の指導力や安全管理の方法論を学び、将来の班長候補としての資質を養います。

③ 上級(管理者)研修

  • マネジメントスキル
    工程管理、予算管理、品質保証の知識を座学と現場演習で習得。社内外の関係者調整やクレーム対応の模擬演習も行います。

  • 中長期プロジェクト運営
    大規模工事の一部工程を実際に管理させ、PDCAサイクルの実践力を身につけます。


2. キャリアパスの設計ポイント

  1. 透明性のある評価基準
    技術レベル、現場責任能力、安全意識、コミュニケーション力など、項目ごとに定量評価を設定。年次ごとの達成目標を明示し、昇格要件をクリアにします。

  2. 定期的なキャリア面談
    半年に一度、上司と面談を行い、本人の目標や適性、希望職種をすり合わせ。社内異動や研修プランを柔軟に設計します。

  3. マルチキャリアの推奨
    現場作業だけでなく、設計部門や施工管理部門、品質保証部門へのキャリアチェンジを支援。幅広い視野とスキルを持つ人材を育成します。


3. 継続的学習とコミュニティ形成

  • 社内勉強会
    月1回の技術共有会を開催。若手の失敗事例や改善提案、ベテランの経験談などを発表し合い、全社員でノウハウを蓄積します。

  • 外部資格取得支援
    1級・2級建築施工管理技士など、公的資格取得のための講座費用を全額補助。学ぶモチベーションを高め、スキルアップを促進します。

  • オンラインフォーラム
    工事現場からのQ&Aや図面共有、施工写真のアップロードができる社内SNSを運用。困ったときにすぐ相談できるコミュニティを形成します。


まとめ

  1. 段階別プログラム で新人から管理者まで着実に育成

  2. 明確な評価・面談制度 によるキャリア設計

  3. マルチキャリア支援 で幅広い人材を確保

  4. 継続学習と社内コミュニティ で知見を共有

これらの取り組みを現場と人事部門が一体となって推進することで、鉄筋工事業界の未来を担う人材を育成し、企業競争力を高めていきましょう。

次回は、**「鉄筋工事における最新海外トレンドとグローバル展開」**についてお届けします。海外の先進事例をもとに、日本の現場への応用可能性を探ります。どうぞお楽しみに!


以上、第8回鉄筋工事雑学講座でした!次回の第9回もお楽しみに!

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鉄筋工事現場でのDX(デジタルトランスフォーメーション)最前線

皆さんこんにちは!
株式会社東建社、更新担当の那須です。

本日は第7回鉄筋工事雑学講座!
今回は、**「鉄筋工事現場でのDX(デジタルトランスフォーメーション)最前線」**についてお話しします。

建設業界では働き方改革や人手不足への対応、品質・安全性の向上を目的に、現場のデジタル化が急速に進んでいます。鉄筋工事も例外ではなく、IoTやAI、クラウドサービス、AR/VRなど最先端技術を活用することで、施工精度の向上や作業効率化、安全管理の強化が実現されています。今回は、鉄筋工事DXの代表的事例と導入ポイントを5つの切り口でご紹介します。


1. AIによる配筋設計と干渉チェック

従来は設計図を人手で読み込み、配筋の干渉やミスを目視で確認していましたが、AI技術を活用した配筋設計システムは、自動で設計データから鉄筋の配置を生成し、3Dモデル上で干渉箇所を瞬時に検出します。

  • メリット

    • 設計変更への迅速対応

    • 手戻り工事の削減

    • 品質保証の強化

導入事例

某オフィスビル建設では、AI搭載の配筋設計ソフトを導入し、設計変更時の干渉検知を従来の半分の時間で完了。作業前の手戻りリスクを大幅に低減しました。


2. クラウド連携による進捗・検査管理

現場で撮影した写真や検査結果をスマートデバイスからクラウドにアップロードし、施工管理者や設計者とリアルタイム共有する仕組みが広がっています。

  • メリット

    • 進捗状況の可視化

    • 遠隔地からの品質確認

    • 報告書作成の省力化

導入事例

全国複数拠点で配筋作業を行う現場では、クラウド型施工管理システムを全拠点に展開。現場責任者はいつでもスマホで進捗や検査データを確認でき、月次報告書の作成時間を80%短縮しました。


3. IoTセンサーによるリアルタイムモニタリング

鉄筋組立中やコンクリート打設後に、振動センサーや歪みゲージを取り付けて、応力や変形のデータをリアルタイム収集。異常を早期に検知し、対策を講じることで事故リスクを抑制します。

  • メリット

    • 安全管理の強化

    • 品質トレーサビリティの確保

    • データに基づく施工改善

導入事例

橋梁基礎工事現場でIoTモニタリングを実施。打設後の初期固化時に微小クラックの兆候を検知し、補強策を即時投入。大規模な補修工事を未然に防ぎました。


4. AR/VRによる作業ガイドと遠隔支援

ARグラスを使用して、3Dモデルと重ね合わせた配筋ガイドを作業員の視界に表示。熟練者の手順や注意点を見ながら、安全かつ正確に施工できます。さらに、遠隔地の専門家がVR空間で現場映像を確認し、リアルタイムにアドバイスを行う遠隔支援も実用化されています。

  • メリット

    • 教育・技能伝承の効率化

    • 熟練技術のデジタル化

    • 事故防止

導入事例

地方の中小建設会社では、新人作業員の教育にARガイドを活用。通常2週間かかる配筋研修が1週間に短縮され、現場品質も安定しました。


5. デジタルツインとビッグデータ解析

現場のIoTデータや施工記録、設計情報を統合した「デジタルツイン」環境を構築し、過去の事例やリアルタイムデータをAIで解析。次工程の最適施工プランを提案したり、メンテナンスシミュレーションを行ったりすることで、建物のライフサイクル全体を見据えた施工管理が可能になります。

  • メリット

    • ライフサイクルコストの最適化

    • 将来メンテナンス予測

    • 建物性能の継続的向上

導入事例

複合施設の長期維持管理プロジェクトでは、竣工後の振動・温湿度データをデジタルツインで解析。基礎部材の疲労予測に基づき、最適な点検・補修計画を立案しています。


まとめ

  1. AI配筋設計 で精度向上と手戻り削減

  2. クラウド管理 による遠隔進捗・検査共有

  3. IoTモニタリング で安全性と品質をリアルタイム管理

  4. AR/VR支援 による作業効率化と技能伝承

  5. デジタルツイン を活用したライフサイクル最適化

これらのDX技術は、鉄筋工事の現場を根本から変革し、将来の人手不足や品質・安全課題に対する強力なソリューションとなります。導入にあたっては、まず小規模なパイロットプロジェクトから始め、効果を見極めながら段階的に拡大していくことをおすすめします。

次回は、**「鉄筋工事における人材育成とキャリアパス設計」**についてお届けします。若手技術者の早期戦力化や、ベテラン技術者のノウハウ継承など、現場力強化の鍵となるテーマを掘り下げますので、ぜひご期待ください!


以上、第7回鉄筋工事雑学講座でした!次回の第8回もお楽しみに!

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