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鉄筋工事現場の災害時対応をかんたん解説

皆さんこんにちは!
株式会社東建社、更新担当の岡です。

本日は第9回鉄筋工事雑学講座!
今回は、「鉄筋工事現場の災害時対応をかんたん解説」をお届けします。初めての方にもわかりやすいように、順番にポイントをおさえましょう。


1. 災害前の準備

  1. 備品をそろえる

    • 懐中電灯、ヘルメット、非常用ロープ、簡易ポンプなどを現場事務所にまとめて置きます。

    • 発電機や替えのバッテリーも用意しておくと安心です。

  2. 避難ルートを確認

    • 工事エリアから安全地点までの道を図にして掲示。

    • 月に一度、全員で「ここからここへ逃げる」訓練をしましょう。

  3. 近くの消防署・自治体と連絡先を共有

    • 緊急連絡先を名簿にまとめ、現場に貼っておきます。

    • 周辺の建設会社と「助け合い協定」を結ぶのも有効です。


2. 災害発生直後の対応

  1. まずは全員の無事を確認

    • 指定の集合場所に全員が集まるか点呼します。

    • ケガ人がいれば、すぐに応急手当を。

  2. 二次災害を防ぐ

    • 転倒しそうな足場や資材は、ロープや重りで固定。

    • 電気が通っている場合はブレーカーを落とし、感電や火事を防ぎます。

  3. 被害状況を記録

    • スマホやカメラで現場の写真を撮影。

    • どこが壊れたか、簡単なメモを残しましょう。


3. 復旧作業の進め方

  1. 通り道の確保

    • 倒れた資材を片づけ、人や車が通れる通路をつくります。

  2. 仮補強を行う

    • 傾いた鉄筋や足場は、支柱やジャッキで仮に支えます。

  3. 本格的な修理

    • 壊れた鉄筋はカットして作り直し、再度しっかり結束。

    • コンクリートを打設する前に、防錆処理や配筋検査を行います。

  4. 振り返りミーティング

    • 何が問題だったか、全員で共有し、マニュアルを改善します。


4. 次に備えるポイント

  • 定期点検を忘れずに:半年ごとに足場や機械の固定具をチェック。

  • 非常用品の補充:使った備品はすぐに補充して、いつでも使える状態に。

  • 訓練の継続:新しいメンバーが入ったら、必ず防災訓練を実施。


まとめ

  1. 災害前に備品・避難ルート・連絡先を準備

  2. 発生直後は「安否確認」「二次災害防止」「被害記録」を優先

  3. 復旧は「通路確保」「仮補強」「本格修理」「振り返り」

  4. 定期点検・備品補充・訓練でレベルアップ

鉄筋工事現場の安全は、日ごろの備えと初動の素早さで守られます。この記事を参考に、まずは現場のマニュアルを見直してみてくださいね!


以上、第9回鉄筋工事雑学講座でした!
次回の第10回は、**「鉄筋工事現場の長寿命化メンテナンス」**をわかりやすく解説します。お楽しみに!

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